『命と向き合うデザイン』 

 "言語道断"


禅問答とは、
「禅家で、修行者が疑問を問い、
 師家がこれに答えるもの。
 転じて、ちぐはぐで分かりにくい問答。」
とのことです。
師から修行者への答えが
ちぐはぐで良いのか?という疑問は残りますが、
一般的に、
言葉でのやり取りでは、
こういった現象が起こります。

そんな現象を打ち破る言葉が、
道元の教えにはあります。

言語道断

言語道断とは、
「言葉で表現する道が断たれる。
 言葉ではとても表現できない世界観」とのこと。
転じて、
デザインにおいては
「「ことば」にならないから「かたち」にする」
と表現されます。

デザインは「かたち」をつくることで
問題解決をします。

形而上者謂之道、形而下者謂之器

形而上的なものが捉えにくいのは、
形になる前だからです。
しかし、
それは必要なモノです。
器・外見となって現れるのは、
道・内面だからです。

その境目にあるのが概念としての形です。

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