2010年3月16日火曜日

『命と向き合うデザイン』 

 3)二段階翻訳



遺伝的アルゴリズムを使って、
カフェ内装の、
最適レイアウトを発見するプログラムを
C言語で構築する。
というミッション(?)。


当時、C言語に関して、
基本的な知識もなかった私は、
勿論、ダイレクトにプログラムなど、
書けません。

グループワークという利点を活かし(?)、
こんなやりとりが生まれました。

A : こういうのがあると面白いと思うんだけど、どうかな?
B : こんな感じ?
A : そうそう♪ あ、じゃぁ、こういうことってできるの?
B : う〜ん、それは難しいなぁ。
A : じゃぁ、こんな風にするのは?
B : それならできそう!

二段階翻訳です。

AさんとBさんで、
まず、「つくりたいモノ」を考えます。

Aさんは、
「つくりたいモノ」を、
人間が理解できる言葉にします。
そして、
Bさんは、
人間が理解できる言葉の内容を、
機器が理解できる言葉にします。

なんとなく、
うまい具合に、そんな様に、
役割が分かれた結果、
予想以上に速やかに作業が進みました。

この両者、
どっちが偉いとか、
どっちが凄いとかという分けは
勿論ありません。

Aさんから見たBさんは、
「なんでそんな機器の言葉に翻訳できるの?」
となりますし、
Bさんから見たAさんは、
「なんでそんな人間の言葉に翻訳できるの?」
となります。

前者は
プログラムを記述することができる能力、
後者は
つくりたいモノを様々な角度から見られる能力。

何かをつくるためには、
両方ともあった方が、多分便利です。

前者は必須ですが、
後者はなくてもなんとかなります。

ただ、
デザインにおいては、
後者「も」必須事項です。