2010年3月7日日曜日

『命と向き合うデザイン』 

 2)HTML




先日も書いたように、HTMLは、
HyperText Markup Languageというくらいですから、
markup languageに分類されます。

markup language

本来の目的は、
テキストの見えを指定する言語、との事。
つまり、
昔つくった「グラフィックを多用する」、
というのは、元々の想定としては、
イレギュラーなことだったわけです。

何故なら、
HTMLは当初、
「互いの研究をどうやって共有するか」、ということを
実現するためにつくられたツールだったからです。

言い換えれば、
研究(テキストと少しの画像)というcontents(内容)を
HTMLというcontext(形式)で表現する事により、
contextが理解できる人同士では、
contentsを共有できるということです。
ここにたまたま、
爆発的なネットワークの広がりが重なり、
HTMLという形式が、
インターネットでのlangueになってしまいました。

元々、仲間内の言葉だったもの(parole)が、
一気に広まってしまったため、
当初のHTMLは規則性が緩く、
レイアウトなどを細かく・明確に
指示するものではありませんでした。
langueとして確立するための
時間的余裕がなかったと言えます。

そんなわけで、"markup"の方は良いとして、
"hypertext"の方はなんでしょう。

hypertext

こちらは元々、
文章のデータ構造を表した言葉です。
cross-referenceという概念の元に、
テキストの表現を
線形から変化させました。

hyperlinkを使ってテキストを結びつける事で、
linearだった文章というものを、
web化しました。

この二つの構造が組み合わされたものが、
HTMLの根幹です。