『自己を見つめるデザイン』

 風土性による変化


昨年の9ヶ月間によって、
自分の中での人間の最小単位が、
「孤独」から「家族」へと変化しました。
これによって、自分が周囲に向ける意識そのものが、
ゆっくりとではありますが変化したと感じています。

何かモノをつくっていく場合、
個人で全てを完結することは、多くの場合困難です。
デザイナーは、発案から製造、販売などは勿論のこと、
廃棄に至るまで責任をもって考えを展開する必要があります。
しかし、
そのアイディアを実現していくためには、
様々な協力が必要になります。
それは極めて当たり前の事ですが、
多くの場合、そのバランスが難しいのだと考えます。

そんな当たり前のことを感じることができるようになったのは、
住まわせてもらっているこの地の風土性だと考えます
多くの地場産業が今でも残りつつも、
これからどうやって活きていくのかを考えている。
そういった多くの人と出会うことができたことで、
自分の中で変化が起こってきたのだと確信しています。

このブログの人気の投稿

『命と向き合うデザイン』 

 "形而上と形而下"

風で飛ばない秋桜

『命と向き合うデザイン』 

 新・デザインについて−4