2012年1月10日火曜日

『自己を見つめるデザイン』

 自分自身に興味を



学生の集中力を持続させる、
または、
興味を引き続けるために、
最も必要だと感じたのは、
話し手である自分自身が、
自分が話している内容に興味を持っているか、
ということです。
これは、今の自分だからできること、
または、
今の自分にはこれしか方法が見つけられない、
のかも知れませんが、
私にとっては大きな気づきでいた。

それまでは、自分が習ってきたこと、
教わってきたことを、如何に伝達するか、
ということに注意を払っていました。
それをできるだけ忠実に再現することに
注力してきたと言えます。
しかし、ある時から、
この方法では今の目の前にいる学生達には、
伝わりにくいかも知れない、
と感じるようになりました。
学力云々ということではなく、
彼らがこれまでに学んで来たことも、
育った風土も、
普段の生活も、
何もかも違うのに、
同じように伝えても絶対にわかりやすいとは言えない、
ということです。

そのことに気が付いてから、
改めてこれまで使用していたスライドを見直し、
構成を変え、
順番を変え、
要素を換えたり修正を行い、
つくりなおして講義に向かいました。

その結果、
私にとっては、知っている内容ではあっても、
説明方法を相手に合わせて変更しているため、
自分自身、内容を新鮮に感じるようになりました。
もしかしたら、
それが彼らにも通じたのではないかと推察しています。
授業に対する興味の持たれ方などが、
変化したように感じています。
また、「この子達を想定して構成を考えたけど、
ちゃんと伝わっているのかな?」
という視点で考えるようになったため、
細かな反応を感じ取れるようになったと思います。

講義をし慣れている方からすれば、
当たり前の事だとは思うのですが、
私にとっては思った以上に大きいモノでした。

しかし、自分で獲得したと思っていたこれらのことも、
実はそうではなかったとすぐに気付かされたのです。