2015年4月13日月曜日

『memorandum』     

 宮大工



宮大工という職業があります。
文字通り(?)、神社仏閣の建築や
その補修作業を行うことを生業にしています。

私自身、最初はそのくらいしか知りませんでした。
ただ、よく考えてみると、
宮大工という職業は、
日本全国、至る所にいなければいけないことになります。
多分、神社仏閣がない県は存在しないと思いますし、
もしかしたら、市町村単位でも、
神社仏閣は最低一つはあるのではないかと思います。
そうなると、宮大工、という特別な表現をする必要はあるのか?
と考えたわけです。

調べてみて、すぐに出てきました。
「渡り大工」という表現。
日本中あらゆる場所に、とは言わないかも知れませんが、
様々な土地の神社仏閣を修繕して回るそうです。
今度の建物はどのような構造なのか、
はもちろんのことながら、
どの木材を使うのか、
どこまで修繕するのか、
どういう手順で行うのか。

一言に神社仏閣と言っても、
それこそ様々な様式・形式を備え、
何よりも、歴史性を持っています。
その時間的な文脈も踏まえた上で修繕作業を行う職業と考えると、
非常に深く難易度が高いと言えます。

宮大工に関する登録等の情報は見つけることができませんでしたが、
ある方がメモ的に書かれていたモノに依れば、
日本全国でも100人を切ってしまっているようです。

本当かどうかはさておき、
現実的な職業としては確かに難易度も高く、
技術継承の方法も限られているという点において、
今後、継続していくのが難しい職業、
その職能を残していくことが重要になっている職業である、
と言えます。