2015年5月20日水曜日

『Consilience Design』   

 ceramic



日本語では陶磁器やガラスを含む言葉として、
窯業製品と訳すべきところかも知れませんが、
一般的に「セラミックス」と呼ばれています。

問題はその英訳、と言いますか、
言語の領域設定が問題です。

英和辞書で見てみてると、
"ceramic"は、
「窯業、陶磁、セラミックス;窯業製品、陶磁器、セラミック」

つまり、陶磁器はセラミックス?
では、陶器は?磁器は?ガラス器は?
ということで、今度は逆引きです。

「陶磁器」
"china and porcelain; pottery; ceramics."

「陶器」
"earthenware; <a piece of> china; chinaware; ceramics; crockery; pottery"

「磁器」
"porcelain"

「ガラス器」
"glassware"

どうやら、陶磁器と陶器の辺りが問題のようです。
そこで、今度は更に逆引きで、
共通している英訳"ceramics"を見てみます。

"ceramic"
C19: from Gk keramikos, from keramos 'pottery'

"pottery"
ME: from OFr. poterie, from potier 'a potter'

"pot"
OE pott, prob. reinforced in ME by OFr. pot; of unknown ultimate origin.

ceramicは元々potteryということで、
potteryへ。
potteryは元々potterということで、
そちらにいってみると、
"a person who makes ceramic ware."
つまり、セラミック製品をつくる人。
既に、「右」を調べたら「左の逆」と載っているような状態です。

そして、最後のpotに至っては、
語源はわからないらしい。。。

ceramicという言葉が、
19世紀という比較的新しい時代にできた言葉であるにも関わらず、
日本語に対応させる時に厳密に決定されなかったようです。

言葉を置き換える、ということの難しさを感じました。